Cold processed soapコールドプロセス石鹸の話

もっとも自然なカタチの石鹸。

コールドプロセス製法とは、自然乾燥で一ヶ月以上かけて熟成させるという古来より伝わる伝統的な石鹸の製造方法です。熱を加えないため原料に含まれるビタミンや美容成分がそのまま石鹸に残ります。また天然のグリセリンと数%のオイルが石鹸の中に残るため、とてもマイルドで肌にやさしい洗い上がりになります。お肌に潤いを与えながらさっぱり洗い上がるというコールドプロセス特有のうっとりする使い心地は、一度お使いになるとやみつきになるはずです。

 

なぜコールドプロセス石鹸が主流でないのか?

上記の通り製造に手間と時間がかかり、熟練した職人さんにの手によって作られるので少量ずつしか生産出来ません。大量生産が出来る安価な石鹸に比べ割高になってしまうので、まだまだ一般的な石鹸とは言えないようです。それでも近年の自然派志向や手作りコスメブームで、コールドプロセス石鹸の良さを知った方達からの支持が着実に増えてきています。

 

コールドプロセス以外の製法とは?

市販の石鹸の製法には大きく分けて「けん化法」と「中和法」があります。

 

「けん化法」について

1.熱を加えないコールドプロセス 2.加熱する釜炊き法 3.加熱して塩析する釜炊き塩析法の3つがあり、後者になるにつれ純度の高い石鹸になると同時に保湿成分や有効成分は取り除かれます。

 

「中和法」について

低コストで大量生産が出来る製法。あらかじめ原料油脂から取り出した(高温で加水分解した)脂肪酸にアルカリを加えて鹸化する。出来上がった石鹸にはグリセリンは含まれていないので後から香料などと一緒に添加する場合も。

 

※コールドプロセス石鹸は、従来の石鹸よりやや溶けやすいので、水はけの良い場所での保管をおすすめ致します。